プレミア歯科
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雑誌掲載
        ・スクウェア21(2010年 266号)
        ・国際グラフ(2009年 4月号)
スクウェア21より取材を受けました。
  
スクウェア21(2010年 266号掲載)
プレミア歯科 院長 高橋 重寿 × 藤崎 奈々子
医師 渡部 卓希
   地域密着、
   患者様の立場に立った歯科医院
   喜びの輪が地域活性化に
   つながることを夢見て
すべては「患者様の目線」で
藤崎 宮城県登米市の大型ショッピングセンター内にあります、プレミア歯科さんにおじゃましました。白を基調とした、非常に清潔感あふれる歯医者さんですね。いつ開業されたのですか。
高橋 昨年の元旦です。ちょうど1年経過しました。
藤崎 元旦にオープンですか。
高橋 そうです。創業以来、年中無休で開業しております。
藤崎 すごい歯医者さんですね。
高橋 ありがとうございます。休診日を無くすなど、すべての点において患者様の視点に立った工夫を施すように努めております。年中無休もそうですが、車イスでご来院の方も安心いただけるよう、入り口を完全なバリアフリーにしましたし、最近では「スリッパ共有」に抵抗がある方も多いようですので、靴を脱がずそのまま入れるようにしました。また治療で使用したエプロンやコップも使い捨てにするなど、清潔感を保っております。
藤崎 なるほど。天井もとっても高くて開放感がありますし、小さなお子さんが遊べるスペースも広いですね。
高橋 いまだに「歯医者は恐い」と思うお子さんが多いようですので、その気持ちを「少しでも払拭できれば」と思い、キッズスペースを作りました。普段は入り口のドアを開放していますので、間違えて入って来て遊んでいるお子さんもいるくらいです(笑)。
藤崎 オープンな雰囲気が伝わってきますね。ところで、こちらのショッピングセンターに開業されたのは何故ですか。
高橋 元々は仙台市内で勤務医として働いていたのですが、この佐沼地区という所は父方の祖父の出身地でして、この話が来た時にご縁を感じたからです。これだけ店舗や娯楽施設が集まっていますので、お買い物や何かのついでにご来院しやすいのではないかと考えました。
藤崎 確かにすべてが一箇所で済んでしまえば利用者は楽ですね。こちらの地域的な特徴はあるのでしょうか。
高橋 登米市というのは岩手県との県境に位置し、古くからササニシキ、コシヒカリ、ひとめぼれなどの米の名産地として知られるのどかな町です。白鳥など渡り鳥の飛来地としても有名でして、時間の流れが緩やかな点が特徴でしょうか。私は非常に気に入っています。
藤崎 本当にのどかです。ところで先生はまだ31歳とうかがいましたが、早い独立でしたね。
高橋 私は、特に男性の場合、20歳、30歳、40歳、50歳…と、節目節目に区切りがあると思っています。若いうちは経験や知識、資金がありません。だからこそ基礎的なことを吸収し蓄えをし、そして準備を進め、20代ではここまで、30代で独立開業…というような目標を立てるのが大切だと思います。もちろん生きている限り障壁はありますが、場面場面ではネガティブ要素にとらわれず、常にポジティブに物事を捉え、続けて迎える目標をクリアしていきたいと思っています。年を重ねてから、「あの時ああしておけばよかった…」と後悔したくありませんからね。
町おこし、地域の活性化へつなげたい
藤崎 年齢ごとに目標を立て、ポジティブにクリアさせていくなんてご立派ですね。
高橋 そんなことはないです。ただ、縁あってこの歯科医院に来ていただいた患者様が、最後は笑顔で帰っていただけるならそれに勝る喜びはありませんので、そのための努力は惜しみません。
藤崎 常に患者様目線ですね。
渡部 院長とは学生時代からの同級生で性格などもよく知っていますが、本当に誰とでも仲良くなれ、誰にでも優しくできるという特技があります。それがこの医院でも十分生かされているのではないでしょうか。
高橋 人が喜んでいる姿を見ますと、自分も嬉しくなってしまうのです。渡部先生始め、周りの人の協力を仰ぎながら、患者様への治療と気配りが行き届くようにしております。
渡部 そのために「まだ無駄はないか」、「効率は悪くないか」などを徹底して見直して、より良い治療が提供できるよう検証を繰り返し行っております。
高橋 ですが「効率化を進めたがゆえに利用が手薄になった」では本末転倒ですので、「治療の充実」と「経営効率」という相反する要素を共存させながら、バランス良く答えを導き出していきたいと思っています。
藤崎 「適正な治療に対しての適正な料金」でしたら安心ですね。
高橋 全てはバランスですね。医療従事者と患者様の信頼関係が最も重要だと思います。
藤崎 高橋院長の夢を教えていただけますか。
高橋 基本的には「地域密着の歯科診療」を掲げ、この院のサービスをさらに充実させていくことが目標です。例えば現在2時間取っている昼休みを無くし、朝から晩までのシフトを上手く組んで対応し、患者様がいつ来られても開いている歯科医院にしようと考えています。
藤崎 患者様サイドからすると嬉しい試みですね。
高橋 「いつも開いていて、いつもの先生が治療してくれる」、こうした「安心感」を提供したいのです。そのために、受付、歯科技工士、歯科衛生士らのスタッフ一同とのコミュニケーションを今まで以上に図りながら、「チームプレーに徹した体制作り」を進めていきます。
藤崎 まさに地域密着の歯医者さんですね。
高橋 今後も積極的に視野を広げて、異業種から多くのことを学びたいと思います。そこから問題点を把握してひとつずつ解決し、最終的には歯科医院を通じて、その周りに人が集まり、町おこし、地域の活性化につながるお手伝いができることが夢です。
藤崎 ありがとうございました。これからの地域の方のために頑張ってください。

 国際グラフ社より取材を受けました。
インタビューの写真
国際グラフ(2009年4月号 掲載)
    対談 プレミア歯科院長 高橋 重寿 × 俳優 秋野 太作
      院内構造もスタッフの対応も、
       すべては患者様とのバリアフリーのために
秋野 今年の元旦に開院というとてもおめでたいスタートを切られたプレミア歯科さんですが、院長はまだ三十歳だそうですね。
高橋 もともと私が二十歳くらいの時に三十代の方を見ていて、職業は何であれ何かしらの転機を迎えておられる方が多いと感じ、私もその頃に独立したいと考えていました。そしていざ三十歳を迎えて五十五歳になる父の年代を身近に感じる中で、五十代で次の区切りを良い形で迎えるためにもこれからの二十年間を必死で駆け抜けてみようと開業に踏み切った次第です。
秋野 地元の方に親しまれているショッピングセンターの中に医院を構えられていますが、なぜこの地を選ばれたのですか。
高橋 以前は仙台市内で勤務医をしていたのですが、父方の曾祖父がここ佐沼地区の出身であることに何か縁を感じましてね。近くに電車の駅もなく高速道路からも離れていて交通の便としては決して良いとは言えませんが、日常的なものはここで充分に揃うという手軽さからか地元の方を中心にとても愛されている場所ですので、こうした多くの人が集まる場所でぜひ歯科治療で地域の皆様のお役に立ちたいと思ったのです。とは言え、自己資金も担保もない厳しい状態でのスタートでしたが、たまたま銀行の融資担当の方が以前勤務していた歯科での患者様であったことを始め、多くの方のお力をお借りすることができたお陰で、ここまで漕ぎ着けることができました。
秋野 院長のお人柄が回りの方の気持ちを動かしたのかもしれませんね。
高橋 その恩返しと申しますか、毎日の治療においても単に口の中を診るのではなく、まず人と人との繋がりを大切にして、その延長として歯の健康を守っていくという気持ちで患者様に接しています。
秋野 歯科にはどうしても「怖い」というイメージがありますから、そのように接してもらえるとリラックスできますよ。
高橋 また、歯科治療は歯科医師だけでなく、衛生士と技工士とのチームプレーが重要になってきますから、私の信条として患者様と同時にスタッフも大切にしたいと思っています。特に現在「歯科医院はコンビニより多い」と言われるほど過剰な状態になっていますから、あまり待遇面で恵まれていないのが現状で、せっかくそれぞれの専門学校を卒業しても他の職業に就くケースも少なくないのです。スタッフがやり甲斐を持って働いてこそ患者様の満足に繋がりますから、患者様とスタッフとの適切なバランスを取っていくことも院長の重要な役目であると思いますね。
秋野 具体的にはどのようなことをお考えになっているのでしょうか。
高橋 例えば技工士は患者様と顔を合わせることなく黙々と作業に専念するケースが多いのですが、一生懸命になり過ぎるあまり自己満足の世界に入ってしまい患者様の要望からずれてしまうこともあります。ですから技工士も患者様と直接接して人間味のある仕事ができるような工夫をしていこうと。また、衛生士は出産後の仕事への復帰率が低いため、この点でも子育てと両立できる環境を整えていきたいと思っています。
秋野 なるほど。ところでこちらは入口からほとんど段差がなく靴を履いたまま入れる造りになっているのですね。
高橋 はい。病院や医院の九割以上は配管などの都合上床を上げる構造になっていますが、当院はバリアフリーにこだわって造られていますので車椅子の方も安心して通院して頂けますし、他人とスリッパを共有することに抵抗感を感じる方も多くその点でも好評です。加えて清潔感は医院の基本ですので、使用したエプロンやコップは使い捨てにし、もちろん器具類を始めとする滅菌は徹底しています。それと汚れが目立つということで他院ではあまり設置されていない白い診察台も特注で導入し、その分常に掃除を入念に行っています。
秋野 そう言えば、医院全体が白を基調とされていて大変さわやかな雰囲気ですね。ところで、こちらは年中無休とお聞きしましたが。
高橋 ええ、いつでも駆け込めるという安心感を患者様に持って頂けたらと思いまして年中無休とし、スタッフには交代制で休日を取ってもらっています。ちなみに診療時間は午前十時〜午後一時と、午後三時〜午後八時となっています。
秋野 さて、最後に今後の展望を。
高橋 現在のキッズルームにも診察台を置いて三チーム体制にし、昼休みを設けず診療することを計画しています。とにかく地元の発展があってこそ次がありますから、地域密着の姿勢で一つ一つ取り組んでいこうと。そしてここ佐沼に働きやすい環境をつくることで、多くの方に移り住んでもらって地域を活性化させたいと願っています。また、同世代の歯科医師とチームを組んで歯科治療がもっと身近なものとして広まるよう業界全体の発展を目指していきたいですね。人として成長できるよう頑張りたいと考えています。
秋野 お若い院長の意気込みを感じるお話でした。ご活躍を期待しています。

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